☆ペットロス
長く一緒に生活を共にして、家族の一員だったペットが亡くなった事によるグリーフをペットロスと言います。
グリーフという言葉も広く一般的に知られるようになってきていますね。
意味としては“喪失体験による悲嘆とその反応”という事になります。
グリーフの症状(反応)としては色々なものがありあます。
例えば
・後悔
・元気が出ない
・眠れない
・外に出たくない
・笑えない
・人と話すのが辛い
などなど。
その反応は人によって違います。
しかし大切なのは、ペットが亡くなってしまった事で上記のような反応が起こるのは“ごく自然なこと”だという事。
決して異常なことではいということをまず知っておいて下さい。
☆公認されないグリーフ
ペットロスは周囲に理解してもらいにくいグリーフ(公認されないグリーフ)と言われています。
【ペットは家族】というのは近年理解されています。
しかしそんな中においても「ペットが死んだくらいで…」という意見がまだあるのが現実です。
ペットと暮らした事がない人には理解しにくいグリーフですね。
逆にペットを亡くした経験がある人から心無い一言が出てしまう場合もあります。
元気付けようとして言った一言がグリーフを抱えた人にとってはとても辛い言葉となって聞こえてしまう事もあります。
もし近くにペットロスの人がいたら“ただ話を聞いて”あげられるといいですね。
もしあなたがペットロスの状態だったら“ただ話を聞いて”くれる人が側にいると少し救われると思いませんか?
あなたの体験は特別な体験です。
他の人と比べる必要はありません。僕はそう思います。
☆葬儀の話し
人間の場合当たり前のようにある葬儀や法要。これがあるから故人の死を実感し感情を表に出す事が出来る場合もあります
ペットの場合はどうでしょう?
火葬や霊園への納骨は一般的になりました。
しかし法要の機会はあまりないかもしれませんね。
そんな場合はご家族や関係者で四十九日や1周忌などの法要を行ってみてはいかがでしょうか。
亡くなったペットについて思い出話しをしてみませんか?
そうする事で気持ちに区切りがつくかもしれません。
葬儀場によってはお彼岸の法要を行っているところもあります。 そんな法要に参加してみるのもいいかもしれませんね。
☆グリーフのスパイラルの話し
僕、小林が所属している日本グリーフ専門士協会ではペットロスの死別に対する悲嘆には7つの局面があると捉えています。
この局面は順番通りに現れる訳ではありません。
さまざまな局面を繰り返しながら抜け出す事を目指します。
7つの局面とは
・混乱
・否認
・怒り
・抑うつ
・諦め
・転換
・再生
です。
どの局面においても根幹(真ん中)には哀しみがあります。
自分が今どの局面にいるかを知ることが、再生に向かって進むための助けとなります。それぞれの局面の詳しい話はペットロスのお話②にて。
(2022.9.13)
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